本・音楽

古典が苦手になる前に、子供のうちに出会いたい本

投稿日:2019-10-03 更新日:

みなさま ご機嫌よう。

あなたは、日本の古典を読むことは
お好きですか。

世の中には、こんな声があります。

「古典の現代語訳を読むなんて、時間の無駄」
「受験のために、興味のない古典を読むのは辛い」

入試古典の御三家は、
「徒然草」「枕草子」「源氏物語」とも言われます。

けれど古典は、読む前から苦手な人が多くて
実際、大変な思いをして勉強なさった
そんな経験を持つ方も多いでしょう。

でも古典は、もう増えることはありません。

もし、あなたが
「そのタイトル、知っているよ」
から、一歩進んで
「その話し好き。面白いよね」
になれるとしたら、
それはとても大きな事かもしれません。

そして人は、
一度 興味の扉が開くとその次には欲が出て
原作に触れたくなるもの。

そんな風に、「好き」という気持ちを
味方につけることが出来るのが

この【ストーリーで楽しむ日本の古典】シリーズです。

よろしければ
あなたも 扉の鍵を手にしてみませんか。

 

 岩崎書店
「ストーリーで楽しむ日本の古典」の魅力

この【ストーリーで楽しむ日本の古典】は、
いわゆる
古典の原文を読み解くのではなく

それぞれの巻で、現在ご活躍中の作家の方々が
編み出したストーリーを楽しむうちに
気付いたときには、自然と古典と触れあえている。

古典=古いもの・・とせず、
斬新な肉付けで
現代に語りかけてくれるシリーズです。

そして
歴史
小説や恋愛物語、怪奇物に軍記物など、
これだけあれば、選ぶだけでも楽しくなりますね。

 

古事記(那須田淳・著 十々夜・絵)
落窪物語(越水利江子・著 沙月ゆう・絵)
百人一首(名木田恵子・著 二星天・絵)
平家物語(石崎洋司・著 岡本正樹・絵)
雨月物語(金原瑞人・著 佐竹美保・絵)
大鏡(那須田淳・著 十々夜・絵)
今昔物語(令丈ヒロ子・著 つだなおこ・絵)
太平記(石崎洋司・著 二星天・絵)
東海道中膝栗毛(越水利江子・著 十々夜・絵)
怪談牡丹灯籠(金原瑞人・著 佐竹美保・絵)

 

伊勢物語(石崎洋司・著 二星天・絵)
更級日記(濱野京子・著 佐竹美保・絵)
とりかえばや物語(越水利江子・著 十々夜・絵)
徒然草(那須田淳・著 十々夜・絵)
東海道四谷怪談(金原瑞人・著 佐竹美保・絵)
枕草子(令丈ヒロ子・著 鈴木淳子・絵)
おくのほそ道(那須田淳・著 十々夜・絵)
仮名手本忠臣蔵(石崎洋司・著 陸原一樹・絵)
南総里見八犬伝(越水利江子・著 十々夜・絵)
真景累ヶ淵(金原瑞人・著 佐竹美保・絵)

 

如何でしょう。
あなたの気になる一冊は、ありましたか。

でも、この【ストーリーで楽しむ日本の古典】は、
古典学習として身構えて頁を開くと、
すこし、戸惑ってしまいます。

新しい短編小説を読むような気持ちで
冒険をするつもりなら

必ず、不思議な扉が開きます。

 

私が最初に手にした扉の鍵は・・
こちらです。

「徒然草」
著者は那須田淳さん・絵は十々夜さん


【徒然草】
ストーリーで楽しむ日本の古典・1650円

発行年 2016年
著 者 那須田淳
画 家 十々夜

一見、児童向けの古典シリーズ?
っと、勘違いしてしまいそう。

ですが、
著者・那須田淳さんの筆力は
随所に、時代背景に基づいた史実を
丁寧に差し込んでくださるので、
楽しみながらも勉強になります。

例えば、
この時代(室町初期)には大変貴重な白砂糖を
夏ミカンにかけて食べるシーンがあります。

里のお百姓さんから頂いたミカンの酸っぱさと、
身分の高い者にしか持てぬ
高価な白砂糖の美味しさを対比させ、

そこに
『徒然草』十一段で兼好法師の唱える
「ミカンの木の話」をからめて、
清貧に生きることの難しさが、軽妙に語られます。

実は、その時点で既に
読み手は 古典に触れているのですが、
あまりに、さり気なく 何気なく 楽しいので
それを忘れてしまいます。

お話しは、取っつきやすくて
途中、思わず笑い出してしまったほど。

画家・十々夜(ととや)さんの絵柄も
とても愛らしくて

実は、お子様だけでなく
年配の女性にも人気があります。

そして
この本から始まる 一番大切なこと

それは
「古典の『徒然草』って、面白そう!!」
・・に、気付くこと。

副題の【教えて兼好法師さま、
生き方に迷ったときに読むお薬!】の通り

どの世代の方が読んでも面白いのが、
古典の『徒然草』です。

読み手は、最後の頁を閉じたとき
自然と原作に触れたくなり
自分から、古典の本を探すようになります。
これが
「ストーリーで楽しむ日本の古典」シリーズ
最大の魅力です。

 

 最後に。

本との出会いは

とても意外な方法で
古典は苦手という方に魔法をかけてくれます。

私は、この岩崎書店さんの
発想の凄さと、大胆な企画が楽しくて
夢中になった一人ですが

できれば、子供のうちに出会って

古典が苦手になる前に、
先手を打つことで

自発的に、古典を探すようになる

という、この不思議な面白さを体感できます。

あなたの大切なお子さまや、お孫さまなどへの
贈り物にして、喜んでいただける良いですね。

 


 

最後までお読みいただき
ありがとう存じます。

みなさまが、
お気に入りの一冊と出会えますように。。

 

ご機嫌よう。

 

 

 追 記


ストーリーで楽しむ日本の古典
第1期(全5巻セット)8100円

古事記
落窪物語
百人一首
平家物語
雨月物語

 

 

枕草子
おくのほそ道
仮名手本忠臣蔵
南総里見八犬伝
真景累ヶ淵

 

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