みなさま ご機嫌よう。
つい今しがた戻って参りました…と
おっしゃる方もおありでしょうか。
お疲れ様です、
お帰りなさいませ。
今宵は・・
大和言葉の『今しがた』
宜しければ、ほんの一刻
お付き合い下さいませ。
日頃、何げなく使っている日本語。
もちろん確かに、日本語なのですが
生粋の日本語? と問われたら
・・・。
そう
実は、ほぼ「漢語」なのですね。
漢語とは、中国から渡来した漢字を
音読みで発音する言の葉です。
日本語には、大分して
① 漢語
② 外来語
③ 大和言葉 ・・の3種があり
大和言葉は【和語】とも言います。
その言の葉の、ゆかしくて雅な響きは
みなさんの憧れるもの
だから、
大切に使いたいし残して欲しいもの
「今しがた」を漢字で書くと
「今し方」となり、
【今】→ ごく最近の過去
【し】→ 強調の副助詞・間投詞
【方】→ 時間的な方向・位置
を示します。
使い方は
「先ほどの…」や「先刻の…」に
代えて
・ 今し方+(副詞)~した
・ 今し方+(助動詞)+された
・ 今し方+(動詞)~ばかり
・ 今し方の+(名詞)のことですが
例えば
つい今し方、拝見しました
つい・・・、連絡がありました
つい・・・、お戻りになりました
つい・・・、お見えになりました
つい・・・、耳にしたばかりです
などと言います。
ただ、男性ならば
「先刻の件でお話しが・・」
という風にお使いになった方が
気骨のある言いような気も致します。
近年の大和言葉のブームで
漢語がなぜか肩身の狭い想いをしているようで
あら? っと思ってしまう私。
言葉だけで、
相手を判断したりは致しませんが
ごめんなさい。
矛盾していますね
でもでも。。
相手の目線にあった言葉で
相手の目線の高さまで降りて
相手の心に語りかけるように
そうして選んだ貴方らしい言の葉が
やっぱり一番いいって、
そんな気がしています。
う・ん?
でも、やはり
素敵な大和言葉を身につけたい?
きっと
あなたも お近くの図書館へ行くと、
たくさん手に取る事ができますし
私も、利用します
ただ、
それでも目で読むよりは
やはり
書いた方が身につくものですね。
本日も、ありがとう存じます。
ご機嫌よう