みなさま ご機嫌よう
本日も、お疲れ様です
お帰りなさいませ。
今宵は、こちら
大和言葉の『今しがた』
のお話しです
宜しければ、ほんの一刻
お付き合い下さいませ
大和言葉は【和語】
私たちが日頃
何げなく使っている日本語は
実は
ほぼ「漢語」です
漢語とは
中国から渡来した漢字を
音読みで発音する言葉です
日本語は、大分すると
① 漢語
② 外来語
③ 大和言葉 ・・の3種があり
【和語】とも言います
その言葉の、ゆかしくて雅な響きは
みなさんの憧れるもの
だから
大切に使いたいし
残して欲しいものですね
文 法
「今しがた」を漢字で書くと
「今し方」となります
→ ごく最近の過去
→ 強調の副助詞・間投詞
→ 時間的な方向・位置
を示します。
意味・使用例
今し方の
意味は
「先刻の…」
使用例は
① 今し方 + (副詞) ~した
「つい今し方、拝見しました」
② 今し方 + (助動詞)された
「つい今し方、拝見しました」
「つい今し方、連絡がありました」
「つい今し方、お戻りになりました」
「つい今し方、お見えになりました」
③ 今し方 + (動詞)~ばかり
「つい今し方、耳にしたばかりです」
但し
男性ならば
と、置き換えた方が
気骨のある言い方になります
大和言葉を身につける
大和言葉は
相手の目線に 合わせて
相手の目線の 高さまで降りて
相手の目線に 語りかけるように
お遣いくださいね
言葉を身につけるには
目で読むよりは
書いた方が身につくものです
むろん
お遣いになれば、なおのこと。
下記の本も
お役立ていただけるものと存じます
- 日本の大和言葉を美しく話す―こころが通じる和の表現(東邦出版)
- 晋遊舎ムック 大和言葉がまるごとわかる(晋遊舎)
- 美しい「大和言葉」の言いまわし ― さりげなく、折り目正しく「こころ」を伝える(三笠書房)
- 美しい日本語の辞典(小学館)
本日も 最後まで
お目通しいただき感謝いたします
では この辺りで
ご機嫌よう