みなさま ご機嫌よう
あなたは
誰にでも臆することなく
いらしてください・・と言えますか?
ええ、もちろん。
と仰るのであれば、私
ほんとうに尊敬してしまいます
私も、そうでありたい
本日は、そんな・・
「いらしてください」
のお話しです
もしも、ふいに妙齢の女性から
「お構いもできませんが
どうぞいつでも、いらしてくださいね」
なんて言われたら
同性の私だって胸をつかまれる
いらして・・
と、素直に言えないのは
きっと私が自分を
飾ろうとする心が
邪魔をするのでしょうね
意味と 遣い方
いらしてください。 は
「いらっしゃって下さい」の略で
いらっしゃる。の元の言葉は
「お入(はい)りになる」です
文法は
来て下さい(敬語)
いらしてください(丁寧語)
お越し下さい(尊敬語)
になります
ですから
「いらしてください」の使い方は
・ 遊びに~
・ ぜひ見に~
・ どうぞ お気軽に~
です
どうぞ こころ置きくださいね
おわりに。
「いつでも、いらしてくださいね」
にこやかに そんな風に言えたなら
と、思います
でも
何かしら整えてから 「どうぞ」
な私は
ありのままへの恥じらいが抜けず
時間も 心の準備も、必要です
そんなとき
思い出すことがあります
以前、年上の方に頼まれて
急ぎ
その方のご実家のご両親の
お宅へと、お邪魔したときのこと
おふたり共に 八十の御歳をすぎた
とても優しい面立ちで
何のてらいもなく
自然に迎えて下さいました
それは素朴で
美しい佇まいの方でした
古い木造の隅々まで手入れの行き届いて
余計なものを すべてそぎ落とした
そこに見える、美・優しさ・清潔感
開け放された窓から
山野草の上を 風がよせて
よい空気に満たされているのが
肌でわかる尊敬のできる お住まいだと
言葉でなく、姿で伝わる
何か・に震える想いがしたものです
そして 帰り際にいただいた
「また いつでもいらしてね」
の言の葉が、染みました
あんな風に生きよ、と
どこかで
そんな風の声が聴こえた日。。
私も 微笑みながら
「いつでも いらしてね・・」
と言える人になりたいと
心から そう思いました
本日は
最後までお目通しくださり
有難う存じます
ご機嫌よう
また
お目にかかれますように