みなさま ご機嫌よう。
ゆみこです
今日もいらしてくださり
ありがとう存じます。
あなたは
胸がいっぱいで
言葉が みつからないような
深い感謝の想いを感じたとき
どんな言葉を遣われますか?
語彙力をあげたい あなたへ。
毎日の生活の中に、
たった一言だけ
新しいフレーズを加えてみましょ。
ちいさな胸ポケットに
宝物を増やしていくように・・
本日の言の葉は、こちら
「痛み入ります。」
以前に、
「恐れ入ります。」は万能
という お話しをしました。
けれど
この「痛み入ります」は、
それよりも
深い感謝の意が こもっています。
なので 普段
何気なく使える言の葉ではなく
自分がへりくだり相手を立てる
謙譲表現です。
使い方は
「ご丁寧に、痛み入ります。」
「お心遣い、痛み入ります。」
自分のために時間をさいて何か
して下さった時や、
心苦しいほど親身になって
お気遣いいただいた時などに
そのサポートに対して
心底 お礼を申し上げたくて
使うものですね
ただ、
気を付けねばならないのは、
×「ご忠告、痛み入ります。」
×「貴重なご意見、痛み入ります。」
これは
心を込めて使ったとしても
残念ながら
皮肉にとられかねません。
とくに 目上の方には、
失礼にあたってしまいますので
お気を付け下さいね。
そして
もしも自分が「痛み入ります」と
言われたときの
お返事は、
「とんでもない」
「とんでもないことです」
です。
×「とんでもございません。」
×「とんでもありません。」
は、間違いです。
「~でございます。」とは
元来、
主人に対して
下の者が使う言の葉なのです。
ですから
たとえば、よく使われる
「ありがとうございます。」も
本来は
「ありがとう存じます。」
であるべきなのですが
そこまで厳密に考えるのも
なにか 違う・・ 気もします。
大切なのは
受けとめる相手の心に添うこと
とはいえ、
「痛み入ります。」が
一番、遣われるになる場面は
どんな時かご存知でしょうか。
あまり
想像したくないのですが、
避けては通れないお悔やみ事のときです。
身内の不幸があって
「お悔やみ申し上げます。」
「ご愁傷さまです。」
と、ご挨拶をいただいた時の
その返答に
「ご丁寧に、痛み入ります。」
と申し上げると
気持ちに しっくりくるのは
やはり
この「痛み入ります」という言葉が
恐れ多い気持ち、
改まった感謝、
深く感じ入る心
を、
表現しているのだからでしょう。
「痛み入ります。」の使い方は・・
胸がいっぱいで
言葉が みつからないような
深い感謝の想いを感じたときに
自然と 口から こぼれてしまった・・
というのが正解です。
本日も、最後までお読みいただき
ありがとう存じます。
またお目にかかれます様に
ご機嫌よう。