言の葉

『お暇(いとま)致します』女らしさを大切にしたい人の言の葉⑤

投稿日:2018-12-12 更新日:



みなさま ご機嫌よう。

訪問先を失礼する時に
あなたは何と仰いますか?
「そろそろ、失礼いたします。」
でしょうか。

むろん、
それでも気持ちは伝わるものですが

代わりに使うと
場の雰囲気が和む言葉が、あります。

それが、こちらの
『お暇(いとま)致します』

個人宅でなくて
気のおけない方々や、お仲間との懇親会などでも

「私、帰ります。」「失礼します。」
では寂しいから。

こちらの言の葉を使ってみませんか?

お暇(いとま)致します。


あなたは、こんな経験はありませんか?

親しい御友人や
お世話になっている親戚のお宅へお招きいただいて
楽しい時間を過ごした日。

すっかりご馳走になり話もはずみ、
名残惜しくも、お別れの時間が迫ったときに

席を立つ為の
良い言葉が見つからなくて困ったり
上手く切り出せず困った事。

中には断り上手な方もいらっしゃいますが、
私はとても苦手で、上手く言い出せませんでした。

こんな私と同じ悩みをお持ちの方に
覚えておいて頂くと
きっと お役立ていただけるのが

『お暇(いとま)致します』 です。

例えば。こんな風に使って頂けます。

「楽しくて時間が経つのも、すっかり忘れてしまいました。
名残惜しいのですが、そろそろお暇いたします。」

「本日は有難うございました。
明日の朝も早いものですから
本日は、そろそろお暇いたします。」

どんな言い回しにしても
【おいとま】は、
お別れ・お断り・中座の台詞。

ですが

頃合い良く失礼したい時や

皆さまより少し先に一人で
席を立たなければいけない事など

人それぞれ事情はあるもの。

個人のお宅でも
賑やかな宴の場であっても

先様の気持ちに、穏やかに映るのが

この「お暇いたします」です。

大人の嗜みの一つとして
身に付けておきたいですね。

但し、この言の葉。
殿方は、ご遠慮下さいね。

 

 意 味

【おいとまします】の
いとまを漢字で書くと

〔暇〕〔遑〕と書き
『時間』『ひま』を表わします。

枚挙に暇いとまが無い、は
=数える暇ひまが無いほど多い事で

お暇(いとま)します。は、
下がらせて頂きます」とも言いますし

お暇(ひま)を頂きます。は、
辞めさせて
頂きます
お別れ(離縁)しましょう と同じ。

帰る・立ち去る・離れる など

奈良時代の万葉集にも記され
古くは、女官の使った言葉の為

現代でもやはり
女性に美しく映える言の葉の一つと言えるでしょう。

 




すみません、失礼します。
私、今日は帰ります。

は、卒業して 
『そろそろ、お暇致します』 へ。

その瞬間、ほんの少し場が和む不思議。

言の葉には、一瞬で
あなたを美しく印象づける力があります。 

あなたの使う言の葉は
あなた自身を、語ります。

あなたも
あなたの望む未来の姿を思い描いて
言の葉を着替えませんか。


本日も、お付き合いいただき
ありがとう存じます。

もし、宜しければこちらもどうぞ。

⇒⇒⇒『お寂しいですね』女らしさを大切にしたい人の言の葉⑥

ではこの辺で、おいとま致します。

ご機嫌よう。

 

-言の葉

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