言 の 葉

『御冠(おかんむり)』の意味・語源。かんたん解説

投稿日:2018-11-01 更新日:

 

みなさま ご機嫌よう。

 

機嫌の悪い人のことを
「あの人、おかんむりね。」などと言います。

その意味、それは?
何故こんな言葉が生まれたのでしょう?

本日は、
【御冠 おかんむり】のお話しです。

 

 冠とは

 

】は⇒ 頭に被るものの総称です。
そして
御冠】は ⇒冠を曲げること

冠は本来、
きちんと真っ直ぐに被るものなのに
その頭に被るものが曲がっている。
つまり、そっぽを向いている状態。

冠を曲げるとは・・
・ 機嫌を悪くする
・ 不満をもっている
・ 怒っている
の意。

その昔。
公家たちは立場上、不満があっても
意見せずに我慢しなければならず、

抗議反抗心を示す為に
冠をわざとずらして意を表わしたと言います。

おかんむり=不機嫌なこと

類義語】は
・ ご立腹 = 腹を立てる
 腹が立つ = 怒りが起こる
・ 頭にくる = 我慢ならぬ
・ ご機嫌斜め = 機嫌が悪い

【使い方】
 すっかり おかんむりだ
・ 珍しく おかんむりのようだ
・ 少なからず おかんむりだね
・ 大変な おかんむりです
 いささか おかんむりのようで

でも、冠を曲げるのに
なぜ曲げるを取ってを付けたのでしょう?

 

 曲げる・斜め

 

【曲げる】とは
・ 本来の形をゆがめること
・ 気を損ねること

へそを曲げる=体を別の方へ向ける
つむじを曲げる頭をよそに向ける

【斜め】とは
・ 傾いている
・ 人の気持ちなどが普通と違う事

〔例〕
・ 斜めに構える
・ しゃに構える
・ はすに構える

総じて
『皮肉な態度をとる』の意味ですね。

 

 御とは

 

御冠(おかんむり)の

敬意尊敬の意を表わしたり、
名詞の頭に付けて丁寧にする役割があります。

例えば『御の字』とは
・ 充分で
・ ありがたい
・ 結構な
・ 極上のもの

ということは
【御冠】とは・・

[御]の字を付けるほど有難い[冠]を
わざわざ曲げてまで抗議を表わす事

なのですね。

 


 

如何でしたか?

【御冠】は本来、男性が使っていた言の葉で
男性が使っても、いっこうに構わないし正しいものですが

それを女性が話し言葉の中で使うとき
『怒る』を直接的な言い方・表現ではなく

「少し おかんむり、みたいね?」

などと、険も立たずに柔らかな人柄と
奥ゆかしさまでも感じられてきます。

言葉は、
良くも悪くも一瞬で、あなたの印象を変えます。
ですから、
あなた自身を表わす手段のひとつでもあります。
心して選びたいものですね。

最後までお読みいただき
ありがとう存じます。

では本日は
この辺でおいとま致します

 

ご機嫌よう。

 

-言 の 葉

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慈しみ
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歳を ゑるほどに
人を深めて

もし

叶うのなら

和事に
華を咲かせながら

生きてみたい。。

ここへ
いらして下さる方々に

ほっと一息つける場所に
なれますように

つたないブログですが

つまずきながら
学びながら

感ずるままに  綴っております

どうぞ
ごひいきに。。

 

ゆみこ

[ 略 歴 ]

呉服店・長女
日枝神社・巫女奉職

松竹衣裳(株)和装着付
故・根津昌平氏師事

和裁学苑 ( 和裁 )
故・村林益子氏師事

和装仕草
パリコレモデル 田中レーヌ氏師事
京都芸妓 中嶋よしゑ氏師事
日本舞踊・花柳美貴龍氏師事

メンタルケア・スペシャリスト認定
きもの文化検定3級
小笠原流礼法・師範