ご機嫌よう
お見え下さり ありがとう存じます
ゆみこです
[ おてしょ ] って何でしょう?
私の生活必需品、ラジオ。
そこには
不思議な言葉がいっぱい
本日、取り上げる
「おてしょ」のお話しは
美味しいものを紹介する
ラジオショッピングで発せられたもの
この日、アナウンサーは
それを 肴(さかな)のあて にして
日本酒を嗜(たしな)まれる
と、仰ったのです
「私も、おてしょ飲みします」と。
・・・
?
御味御汁(おみおつけ)をつくるために
包丁を握っていた私の手が
一瞬、止まりました
[ おてしょ ] って何でしょう?
また聞き慣れぬ言葉の出現に
嬉しくて
心が躍ります(微笑)
本日 このページでは
[ おてしょ ] について
意味・由来・別名・地域・文例などを
お話し致します
よろしければ
あなたも お付き合い下さいね
意味 と 由来
※ 愛用品です(微笑)
『広辞苑』より
おてしょ とは てしお‐ざら 【手塩皿】
小さく浅い皿の称。
もともと 膳部の不浄を払うため
これに 塩を盛ったことからいう
「手塩(てしお)」とは
古くは
食膳の不浄を清める意味で、
小皿に 少量の塩を盛って
それぞれのお膳に 添えられたもの
その少しの塩を入れる 小皿のことを
「お手塩皿」と言います
また
塩を大切に「小皿」に入れて
自分の手元に置くことから
子供を手元に置いて大切に育てることを
「子供を 手塩に掛けて育てる」
とも言われます
このように昔から
ある地域では
御手塩皿 ( おてしおざら)のことを
「おてしお」
「おてしょ(う)」
「てしょ」
などと呼びました
御手塩皿は
四寸(約12cm)以下の皿を指し
お刺身の醤油を入れる小皿や
香の物などを盛る小さく浅い皿、
取り分けるための皿などがあります
また、京都では
自分の手のひらに少し食べ物をのせる時にも
「おてしょう」と言うことがあるそうです
お寿司屋さんでは
小皿の符牒(ふちょう)
=合図のための隠語・合い言葉
として
「おてしょう」が使われます
用(もち)い方 と 場所
「おてしょ」という言葉は
どんな場所で
どのように使われているのでしょうか
例えば
「子供用の おてしょ を、3枚ください」
「お醤油と おてしょ 取って!」とか
「てしょ取って」
「おてしょー に、取って食べよし」
(小皿に取って食べなさい)
※ 全国方言辞典 より
などがあり、
使われる地域は
主に 日本列島の中央部が多く
京都や和歌山あたりでは
日常的に使われ
東北では
一般的な小皿の呼称として
北陸では「てっしゅ」とも言い
関東では 珍しいのですが
長野や群馬では広く使われます
また
四国地区では 高松で聞かれます
ですが
同じ日本といえど
「ほとんど聞かれない」
「知らない」
「使ったことがない」
という地域も 大変多くあります
別の呼び方は?
では
「おてしょう」に代わる呼び方は何でしょうか
それが、こちらです
- 小皿
- 豆皿
- 醤油皿(しょうゆざら)
- 銘々皿(めいめいざら)
- 刺し猪口(さしちょこ)
=刺身のときに使う小皿 - むら猪口
=醤油を「むらさき」ということから - ちょく(=お猪口のこと)
- のぞき
(猪口(ちょこ)のことを
「のぞき」ともいいます)
あなたのお里では
如何でしたか?
私の暮らす東京という街は
実に
東京生まれの人が少ない所なのです
それぞれに お里(故郷)を持たれた方が
圧倒的に多いもの
幼いときには
それぞれの御両親が
違った故郷をもっていて
ご家庭によって言語だけでなく
習慣も
四季の移ろいも 感じようが違うので
ごく自然に
互いの育まれた お里を意識しながら話し
互いの「文化」の違いがあることも
推し量りながら
触れあっていくのが 当然だった
そう
私の産まれた街
大好きな東京は、そんな場所です。
あなたの ふるさとは 何処ですか?
そこには
そこにしかない
あなたしか知らない言の葉も
たくさんありませんか
あなたを育んでくれた
街・風景
その 言葉は
きっと あなたの原点
宝もの。
「おてしょ」
東京育ちの私にとっては
初めて聞いた言の葉でした
でも
ラジオから流れてきたのは、確か・・
「おてしょ飲み」
結局、この意味は
解りませんでした
どなたかご存知の方、おられませんか?
お解りの方が居られましたら
教えて下さいませ
私は 降参。。
宿題ですね
最後までお読みくださり
ありがとう存じます
では 本日も
この辺りで お暇いたします
ご機嫌よう