言 の 葉

ごめんなさい・すみません・相すみませんの意味と敬語の使い分け

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[再編集]

みなさま ご機嫌よう

ゆみこです

今日も いらしてくださり
ありがとう存じます

 

人は
失敗なしには成長しない 生き物
・・ですよね

成功者ほど
ちいさく つまずいて
ちいさく くじけながら

それでも
粘り強く 積み上げるもの

ここでは
人生を棒に振るほどの大きな失敗ではないけれど

そこかしこにある
ちいさな小石も、ていねいに拾い集めるように
つかいたい
「ごめんなさい・すみません・相すみません」

について、呉服屋で育ち
神社への奉職など
和の世界で生きてきた 私が感じる

《意味と敬語の使い分け》をお伝えします

 

今宵も
どうぞ ごゆるりと。。

 

「ごめんなさい」

「ごめんなさい」は
漢字に直すと
御免なさい」と書きます

・「」は、尊敬・丁寧を示す接頭語
・「」は、許可を表し
・「なさい」は、命令を意味する尊敬語

つまり
「許しなさい」と言っていること

これが
「ごめんなさい」は、目上のかたに使うべきではない。
といわれる由縁です

一方

地域ごとの『方言』をみると

すまねっきゃ(青森県陸奥)
わりぃのう (新潟県北魚沼)
ごめんなんしょ(福島県)
かんなぁ  (長野県飯田・下伊那)
ごめんなさんし(埼玉県)
めんぼくねぇ(岐阜県加茂郡)
かんにん  (京都府・鳥取県)
すんまへん(大阪府)
すまなんだよ(和歌山県)
こらえて  (愛媛県松山)
すんまっしぇん(熊本県)

など。
表現が、なんだか愛くるしいですね

また、歴史をさかのぼり
「御免」を『古語』でお話しすると
古くは
「かしこし」から始まり

  • かたじけなし
  • 御免候えごめんそうらえ
  • 御容赦被下度(ごようしゃくだされたく)
  • ご無礼つかまつった
  • お許しあれ
  • 迂闊千万(うかつせんばん)でござりました

などと言われました

 

「ごめんなさい」の言葉の印象について

ごめんなさい

私はこの言葉に
ひときわ素直さと、優しさとを感じます

それは きっと

幼いころに
目にいっぱいの涙をためて
父や母の顔をみつめた

あの日の心の痛さを
どこか覚えているせいでしょう

 

「すみません」

「すみません」を
漢字に直すと
済みません」と書きます

その意味は

この程度の謝罪では
自分の気が済みません
自分の気持ちが修まりません
満足できません 

ということ。

元来、丁寧な言い方の「済みませ
打ち消しの助動詞「 ぬ」が
「ん」 に変形して「済みませになったもの

ません(済いません)」は
ません(済みません)」俗な言い方

「すいません」は
「すみません」を言いやすくした表現で
正しくは「すみません」です

 

「すみません」に感じる印象について

 

明治時代、礼法科が修身だった頃
言葉づかいや 立居振舞は、大切にされました

いまも
それを女子教育の一環とされる学校では
『お嬢さまたるもの
「すみません」などと、決して遣ってはなりません
代わりに「恐れ入ります」と口にするものです』
などと、教えられます

それにも一理は、ありますが
なにか
「すいません」を遣う人を下に見ているように
感ぜられて解せません

私自身、大人になり求めて
たくさんの時間をかけて 礼法を学びました

けれど
生まれ・育ち・学歴・肩書き・地位
そんなものと 
人の価値は
決して、比例しません

人は 等しく
いま置かれている自分に誇りをもって
自分を一段下げて守ること無く
ありのままの自分に誇りをもって
「すみません」と言うべきで

でなければ
これまで あなたを愛し 育んだ人に
失礼です

 

相手に寄り添うのが
言霊(ことだま)

「すみません」も、それは同じだと
私は考えます

 

「あい すみません」

 

「あい すみません」は
漢字に直すと
「相 済みません」と書きます

「相」とは、
[ 木を見る → 物事を見る ] ことを現わします

「相」を「すみません」の頭に付けたとき
その意味は

広辞苑には
「(動詞に冠して)語勢を添え、語調を整え
また改まった意を添える。候文に用いることが多い」とあり

大辞林には
「同じ用法でそのほか、意味を強める」とあります

ですから 他の使い方をするときにも

・相分かった
・相心得よ
・相成りました

のようになるのですね

「相」を加えることで
『誠にもって、あいすみません』
というように
謝罪に 深みが加わり
先様への
敬いの気持ちも 加わります

 

「あい すみません」に感じる印象について

 

人の言葉は
「なにを選び、どう扱うのか」で
つかう人の「こころの余裕と個性」とを
見せてくれます

日々が どんなに苦しくとも
いまの自分のつかう言葉に
愛がこもると=「敬語」に、なる

 

疲れていると
それが出来なくなるもの

どうぞ
ご自愛なさってね

 

 

 まとめ

本日の

「ごめんなさい・すみません・相すみません」の
意味と敬語の使い分け

如何でしたでしょうか

 

元来
『謝罪のことば選び』は 難しいもの

難しいと感じる気持ちが
大切で

感じなくなったときが
とても怖いの

大いに迷って
こころの機微を味わうことのできる
あなたなら

きっと 大丈夫。

 

人は 未熟なものだから
間違うのも お仕事みたいなもので

失敗して ごめんなさい
道に迷って すみません

私なんて いつも
こころは傷だらけです

でも

神さまは
その人の乗り越えられない試練は
与えない と おっしゃいます

そして
夢を叶えるか 叶えられぬかの
境界線は

つよく自分を信じるか
信じ切れるのか

だけ、と。

 

最後までお読みくださり
ありがとう存じます

今宵は
この辺りでおいとま致します

 

ご機嫌よう

 

 

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ご挨拶

 

ご 挨 拶

 

千年の先

15代あとの子らに

あなたは
何を伝えたいですか

日の本のくにの

言の葉の ぬくもり
きよらかな 所作

いまを  惜しみ
慈しみ
人を敬い

薫るように

歳を ゑるほどに
人を深めて

もし

叶うのなら

和事に
華を咲かせながら

生きてみたい。。

 

ここへ
いらして下さる方々に

ほっと一息つける場所に
なれますように

つたないブログですが

 

つまずきながら
学びながら

感ずるままに  綴っております

どうぞ
ごひいきに。。

 

ゆみこ

 

 

略 歴

 

 

千羽屋呉服店・長女

永田町のとある神社へ
本職の巫女として奉職

舞台着付
根津昌平氏師事(松竹衣裳)

和裁学苑
村林益子氏師事

和装ポージング&ウォーキング
田中レーヌ氏(パリコレモデル)師事

和文化講座
中嶋よしゑ氏(京都・芸妓)様

メンタルケア・スペシャリスト認定

きもの文化検定3級

小笠原流礼法・師範