みなさま ご機嫌よう
ゆみこです
今日もいらしてくださり
ありがとう存じます。
落語好きの方に
あなたは、どんな作品がお好きなの?
と訊かれれば
わたくしは必ず お答えしています
『柳家さん喬さんの「たちきり」です』と。
まるで
濃密で伸びやかな唄曲のよう
ぜひ一度 あなたにも
体感して頂きたくて
つたない文章になりましょうが
失礼いたします。
柳家さん喬 師匠
芸歴・受賞歴
1967年 3月 5代目柳家小さんに入門。前座名は「小稲」
1972年11月 二つ目に昇進し、「さん喬」と改名
1981年 3月 真打昇進
1984年 国立演芸場・金賞
1986年 選抜若手芸人大賞・真打部門 大賞受賞
1987年 文化庁芸術祭賞・受賞
1994年 浅草芸能大賞 新人賞・受賞
2001年 落語協会理事付役員・就任
2006年 落語協会常任理事・就任
2013年 芸術選奨 文部科学大臣賞・大衆芸能部門 受賞
2014年 国際交流基金賞・受賞。 浅草芸能大賞・奨励賞受賞。
2017年 紫綬褒章・受賞
趣味・特技
日本舞踊 藤間流名取
創作料理
映画鑑賞
剣道
スキー
柳家さん喬 さんの落語
柳家さん喬 さんの「たちきり」
お嫌なかたは、
この先は 読まずにお願い致します。
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花柳界での殿方のお遊びは、
一時間単位の計算なのだそうですが
これを落語の「たちきり」の時代のに置換えると
線香一本に火を付けてから、
その線香が たちきれる迄が 一単位だったのだそうです
大変に高価なお線香を
一本ずつ、お求めになるのですね
落語の名作「たちきり」は
花柳界に入れ上げた放蕩息子の
若旦那の身に起きたある出来事と
何も知らされぬままだった
芸者・小糸の
哀しすぎる恋の顛末を綴ったお話し
遊びがすぎた 若旦那
好いた娘に
店の金を使い込む
蔵に閉じ込められた100日間
何も知らぬ 芸者の小糸
待って待ってまちわびて
・・・
若旦那が
解かれた蔵住まい
ようやく置屋を訪れてみれば
どこからか流れる
小糸の三味の音
まさか
・・・。
未熟なわたくしの文章ですのに
最後までお付き合いいただけましたのなら
ありがとう存じます。
ただひたすらに
あなたにも
体感して頂きたくて綴ってしまいました
感謝申し上げます。
ご機嫌よう。