みなさま ご機嫌よう
あなたは会話中のお返事に
困ってしまわれた事はありますか
お話し相手に
悪意のない事は分かっていても
すこし困った冗談や
気になる一言はあるものです
そんな折に使う言葉の一つに
『ご冗談を』が、ありますが
そのような時
あなたなら、どうなさいますか
真に受けてしまっても
失礼なのかもしれませんが
優しい方は
そのまま我慢してしまいがち
けれど
そんな風に自分を傷つけていては
いつか疲れてしまうから
本日の言の葉は
【お戯(たわむ)れを】
または
【まぁ、お戯言(たわごと)を】
そう言って
場を和ませてしまいましょ。
ねっ この言の葉を一つ
胸に忍ばせて
どうか あなたの
御守り代わりになりますように
語 源
【戯れる】の読みには
・たわむれる
・あざれる
・じゃれる
・ざれる
が、あります
古語の【戯る(さる)】が転じたもので
気が利く・機転が利くの意味もあり
平安時代から
「気が利いた」の語源の
【戯れ(され)・晒れ(され)】は
=洒落
=機転が利き気く
=垢抜けしてお洒落をする
【戯れる(ざれる)】は
=趣がある
=風流である
ここらから
動詞の「しゃれる」が生まれ
洒落(しゃれ)になったと考えられます
そして、
【戯言(たわごと・ざれごと)】は
=ふざけた・滑稽な
【戯れ句(ざれく)】は
=滑稽な句・狂句
【戯る(たはぶる)】は
=子供のように無心に遊びに興ずること
【戯ける(たわける)・戯れ】は
・たしなめ
・牽制
・媚びる
・淫らな言動
といった用いられ方もします
遣い方
楽しいお仲間内でも
何故か いつもいじられてしまう
そんな愛すべき存在はあるもの
私は尊敬の意味を込めて
(あの方がいつも、いじられキャラなのね)
と、心の中でつぶやく
いじられるのは、
からかわれるのとは違って
周囲にいつも明るい笑顔と
輪ができるもの
とりわけ、性格が素直で
可愛い存在の方ほど
そのお役目を担うものだから
けれど、やっぱり
いじられる(からかわれる?)と
ビックリしてしまいますよね
そんな時には、
さらりと微笑んで仰ってみて下さい
『お戯れを・・』っと
もし、お腹立ちならば少し手痛く
『まぁ。そんな戯言(たわごと)を
仰ったらいけません』
と、返しても良いでしょう
きっと、ドキッとなさいますよ
そんな品のよい返しがくるなんて
思ってらっしゃらなくて
ちょっと悪かったかな、って
もしかしたら思われるかも
あなたは
一歩前に出るのが得意な方?
それとも
一歩引いた位置が心地よい方?
そのどちらでもなく
全体を見て動くのが得意な方?
時に
人とのコミュニケーションは
怖いと感じることもの多いですが
遠慮と節度が保たれれば
人とのふれあいは、生き甲斐になります
あなたが あなたらしく
笑顔でいられるのが一番ですから
無理はせずに
では
本日はこの辺りでお暇いたします
ご機嫌よう
ゆみこ。 (@cocoro_kotonoha) / Twitter