みなさま ご機嫌よう
ある日、
母が嬉しそうに言いました。
『今日も、たくさん
ぎんなんが落ちているね。
拾おうかな
そう。
美味しいのよね
でも、誰かに見られたら
恥ずかしいから・・
でも
食べたいでしょう
明日の朝早くは、どう?
たくさん落ちているの
もったいないから』
父が生きていた頃
実家の、晩秋の風景には
仕事帰りの父が
ビニール袋いっぱいに
ぎんなんの実を持ち帰って
台所で楽しそうに
フライパンで実を煎って
日本酒を片手に
美味しそうに 頬張る姿が
毎年、見られました
母は
そんな姿を思い出すのも
嬉しいのでしょう
すっかり
瞳が♡型になっています
そして
決まってこういう時は
私の出番になるのです
ご近所にある
イチョウの木の中で
偶然に
一番近い場所の1本だけが
葉先の割れた
実の付くオスのイチョウの木
・・・。
気分は
初めてのお使いです。
手 順
AM 5:30 水洗いして
AM 6:00 お湯に漬ける
AM 7:00 皮を剥く
AM 7:20 天日干し
AM 9:00 封筒で 電子レンジへ
AM 9:15 殻を外します
①am5:00 実を拾う
葉の先が割れている
オスのイチョウの木から
実をいただいて来ました。
②am5:30 水洗い
ザルに並べ
天日で15分
乾かしました
③am6:00 お湯に漬ける
熱湯をかけて
30分おくと
皮がふやけて
柔らかくなります
④am7:00 皮を剥く
銀杏の実は
強いアルカリ性のため
素手で触れるとかぶれるので
ビニール手袋を着けて
一つずつ剥きます
換気扇をつけての作業です
⑤am7:20 天日干し
綺麗に洗って
ザルにとり
時々、揺すって
天地を替えながら
天日干しをします
暖かな陽差しで
作業が早いですね
1時間ほどで乾きました
⑥am9:00
紙の封筒を用意します
適量を入れ
口を折って閉じたら
電子レンジに入れたら
目を離さずに。
すぐに、はぜる音と
こうばしい香りの
タイミングで
こんな感じになります
⑦am9:15 殻を外し
薄皮も外して
楊枝に刺したら
出来上がり
殻の山
お疲れさまでした。
ぎんなんの効用とは?
その効能は・・
スタミナ食としての
・疲労回復
・食欲不振
・肩こり
・イライラ解消
民間療法としての
・咳
・痰
・夜尿症
カリウムによる
塩分の排出効果として
・高血圧
・むくみ
ビタミンCによる
・しみ、そばかす予防
ミネラル摂取による
・貧血予防
その他
・動脈硬化
・気管支ぜんそく
・肺結核
・視力回復
・血流改善
・更年期
・生活習慣病
等々
過ぎたるは及ばざるが如し
食べたら危険と言いわれる数は・・
・子供は、5~7粒以上
・大人は、40粒以上
ビタミンB6を欠乏させ
中毒を起すと
・痙攣
・吐き気
・呼吸困難
・手足の麻痺
特に、お子様には
気を付けてあげて下さいね。