みなさま ご機嫌よう
ゆみこです
いらしてくださり ありがとう存じます
着物を身にまとった
所作の美しい女(ひと)影をさがして
今回、手にした一冊
「おそめ」
著者は 石井妙子さん
流麗な序章を目でなぞってゆくと
そこには、こんな文字が
色が抜けるように白く
夜の蝶
まるで何かの精
生粋の京女
全身に漂う透明な空気
無心な花のよう
・・おそめのママさんでいらっしゃいますか
「へぇ」と
柔らかな微笑を浮かべて小さく腰をかがめた
私は
あぁ・・と思ふ。
着物を身につけた女性独特の
愛らしいお辞儀しぐさ を思い起こして。
それは
洋装のそれとは明らかに違うから
今宵は
この本を片手に
月見草
のような人と言われた
おそめさん ・を想い
日々
お着物を大切に召される
貴女に向けて
美しい女(ひと)の
お辞儀しぐさについて語ります
和の着姿で魅せる【会釈の仕方】
軽く会釈を返すまえに
まず
きものは立ち姿から。
頭のてっぺんを糸で吊られているイメージで
背骨を真っすぐに伸ばします
肩は力を抜いて、すとんと落として
立ちましょう
まず、ここを整えてからの
ご挨拶です
軽い会釈には
そのまま垂直に体を沈めるように
お辞儀をすると綺麗です
時間にして
ほんの1秒、沈むだけ
それを
【 静かに・丁寧に 】します
そこに
先さまへの気持ちが加われば
自然と
頭も コクリと下がることもあるでしょうし
もし
子供っぽく魅せるなら 弾むように1秒
大人っぽく魅せるなら しっとりと落ち着いて1秒
背中を曲げずに腰を沈めて
その1秒のかけ方に
貴女の
お人柄がにじむものです
どうぞ騙されたと思って
一度なさってみて下さい
きっと和服姿の女性ならではの
美しい女(ひと)の見せる
お辞儀しぐさと出合えるはずです
ただ 注意点を一つだけ。
それは【視線の行方】
視線を外に流さぬこと。
先さまから
視線が泳いだり、逃げたお辞儀ほど
心ないものはありません
お相手の目に
こんな風に映ることだけは
絶対に避けなければなりません
「おそめ 伝説の銀座マダムの数奇にして華麗な半生」
着物を身につけることによって
動きには制限がかかり
ゆえに
仕草は違ってくる
それを
不便ととらえるのか
美しいととらえるのか
否、
どちらを身にまとう方が
自分の心に叶うのか・・
そう考えると面白いものです
衣食住は
その人の生き様を語るものだから。
生涯の多くを着物で過ごし
それを華へと変換して
生き抜いたその女(ひと)
おそめさん
その名は
ひと世の語り草になった女(ひと)
今宵は
この本の序章から
お着物を大切に召される
貴女に向けて
和服ならではの美しい
お辞儀しぐさについて語ってみました
では最後に
こちらの動画をご紹介いたします
【動画】100年以上前の日本が美しすぎる写真集
如何でしたか
貴女の心の琴線に
触れることを祈りつつ
本日は
この辺りでおいとま致します
ご機嫌よう