しぐさ

和食マナー「椀とお箸」の扱い方(お箸の持ち方の動画あり)

投稿日:2018-09-26 更新日:

 

みなさま ご機嫌よう。

お疲れ様です。
お食事は、お済みになりましたか?

本日のお話しは、こちら

 所作とは

食事の所作、のお話しです。

基本の「き」の、お話しですが
如何ですか?

やっぱり、
お茶碗やお箸づかいのマナーって。
身につけなければいけないの?

って、いいえ。

世の中には、ご病気や怪我などで
そういった動作の叶わない方も
おられますし。

所作って
想いを形にするもの

ただ、それだけ・・だと思うから。

けれど

美味しいお料理を
作って下さった方への
感謝を現わすために

せめて、美しい所作で応えたい。

また美しい器を作って下さった方の
その努力に心をはせ、敬意を持って

大切に大切に、使わせて頂くために
理に適う仕草だから。

知っていたいのです。

所作って
自分を人より上に見せようとか
自分を飾るための使い方とは

違う・と思うから。

そして

お国柄や文化によっても
正解も違います。

それを踏まえた上で知っておきたい
所作のお話しです。

 

 割り箸って、どう割るの?

 

 

持ち方

箸袋から取り出したら、
箸を立てては、いけません。

横(水平)にして中央を持ち、
上下に開くように割ります。

位置

胸元は、いけません。
出来れば、みぞおち辺りの低い位置で

静かに、そっと割りましょうね。

扱い

箸先を、人様に向けないように。

考え方

は、命をいただくという意味での
神様との架け橋になってくれるもの

そんな風に覚えることで
食物を大切に、命に敬意をはらいたいですね。

 

 椀と箸の、取り上げ方

 

 

① 
両手で取り上げます。
そして、左手にのせます。

② 次に、右手でを取り
椀を持った左手の、薬指と小指の間に
箸を挟みます

③ 右手を、
箸に沿って右へすべらせ
箸を下から持ち直します

これで、御飯をいただきます。

身体を、飯椀の方へ動かさず
お椀の方を口元へ引き寄せていただきます。

ひと口ゆっくりと味わったら
ぜひ、ここで一度椀を膳に戻しましょう。

では、今までの逆をたどって・・
どうぞ ご一緒に

 

 椀と箸の、置き方

 

① を、椀を持った左手の
薬指と小指の間に箸を挟み

② 右手を箸に沿ってすべらせ
箸の上から持ち直します

③ 箸を箸置きの上に、
椀も両手に持ち替え膳の上へ。

この一連動きをが、
基本の「き」ですから。

鏡に映して
何度か練習し、会得しておきましょう
習慣化してしまうのが一番です

でも、時と場合もありますよね。

例えば、
定食屋さんで気軽なお食事の時にも
一人まどろっこしいことしていたら
嫌われてしまう

そんな時は
「基本から大きく外れない」
くらいに考えて、楽しみましょ。


周りの方、ご一緒の方々に

居心地の悪い思いをさせる存在にならない

それが、何よりも何よりも
大切なこと。

 

 箸置きがないときは?

 

お敷き(お膳)がある場合には
お敷きの右の縁に箸を掛けます。

箸先は、向こうを向けずに
左を向くように。

と、言い切りたいのですが
実は、色々なご意見もあるもので

お膳を汚さないために左の縁に、箸先を掛ける。
という方もいらっしゃいます

箸袋で箸置きを作ることも
「友人宅で、それは大変失礼」
と言われる一方で

「器用で気が利いて、上品」
と、仰る方もおられます。

何事も100%正しいことなど
無いわけで。
ならば、楽しみましょ。

その他、箸置きとして季節の小枝に
花や葉を添えて置いてみたり

例えば、
笹の葉や菖蒲の葉の頃には
葉先を、くるんっと丸めて
笹舟のように置いてみたり・も素敵。

会社では、爪楊枝で代用したり
メモ用紙や付箋を使う方もあるとか。

和装ならば、懐紙を使うのが自然で
懐紙へ箸先を乗せれば良いですし

汚れをそっとぬぐったり
種を隠したり、食べ残しを包んだり・と
色々な使い方ができますね。

ただ、してはいけないのは
食事中に器の上に箸を渡し置くこと

「もう御馳走様です」
「もう結構です」の意味にもなり、

忌み箸(いみばし)」と言って
三途の川を渡す様で
これは「禁じ箸」として
してはならぬ事と言われます。

では、食後なら良いかと言えば
そうでもなく、
箸袋の先を少し折って
使用済みであると解るようにして
差し入れて置きたいですね。

 

 お国柄

ご存知の通り、世界中のほとんどの国は
飯椀を持ち上げません。

中国では
飯椀以外の器は持ち上げずに
頭を下げテーブルや食器に近づけて食べる。

韓国では
飯椀は手に持たず
箸は、おかずを取るだけ
ご飯はスプーンですくうもの。

米国やヨーロッパでも、
器は持ち上げません。

日本のそれは、世界から見ると
奇異な食事しぐさと言われることもあるようで

私は、お宮で御奉仕していた頃は

賄いで、神職さんたちは、いつも
パン!っと、ひとつ柏手を打って
それから
両手を合わせて「いただきます。」
と仰って、召し上っていました。

八百万の神をもち
すべての物に神が宿るとされるこの国では、
収穫物を供物(くもつ)として神様に一度捧げた後
それを、押し戴いて(物を目より高くささげ持って)
神前から下げた後、皆で分けて感謝していただく。

それが私には自然な事でした。

 

 お箸の持ち方・動画

最後に、お箸の持ち方について
こんな楽しい動画をみつけました。

お箸づかいに不安な方、如何でしょうか。

ご機嫌よう。

 

 

 

-しぐさ

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