装 い

花嫁衣装の3色の意味とは?婚礼に込めた4変化の想いに秘密があった!

投稿日:2019-12-08 更新日:

みなさま ご機嫌よう

その昔、
「白・紅・黒」という
婚礼の3原色といわれる
色があり、

花嫁さまは
この3色+1の

4変化で嫁ぐ日の想いを
現わしたとされます。

本日は
そんな 嫁ぐ日の今昔物語です。

 

 「白」過去を捨て

日本では、古来より

和装の白は、死者の色を表し
切腹時や葬儀に見られました

そして花嫁もまた

おめでたいはずの
婚礼のときに
死装束を身につけました。

 

白無垢をまとった花嫁は
一刻、

今までの自分を捨て
「無」になり

死して 誓いをたてるため。

次の人生に
自らを 染め変え

娘として育った日々と
慈しみ育ててくださった方々と別れ

真っ白な姿で嫁ぎ
そして
相手の色に染まるため。

 

死装束の仕立ては、

三途の川を渡ったら
もう「引き返せない」ように

縫い始めと 縫い終わりに
「玉留め」や
「返し縫い」をしておりません。

そして
綿帽子を被り、
生まれ変わる前の顔

夫となる人 以外には
決して見せなかったのです。

 

 「紅」蘇りの色

(赤)は
血の色・魔除けの色

一度死んだ花嫁が、妻として蘇る

婚儀が整い
新たに生まれ変わった妻は
綿帽子を外して、

紅い打掛を羽織り
皆さまへ披露されます。

そこに
2つの家族が血縁を結ばれ

花嫁の紅の打掛は
嫁ぎ先の家風に染まる
という
決意の現れでもあったのです。

 

 「黒」に誓い

こうして花嫁は
」を召して死に
」に袖を通して蘇り

そして

」をまとって
決意を表わすと言います。

こちらをご存知でしょうか。

江戸時代後期までは

上流階級の花嫁衣裳であり、
武家の婚礼衣裳とされていた

【黒引き振袖】という
正式な式服です。

昨今、
この「引き振袖」の人気が
再熱していますが

その引き振袖の中でも
一番格式高いとされている

【黒引き振袖】には
こんな意味が込められています

「他の誰にも染まらない」
「あなた以外の色に染まりません」

そう

花嫁にとって
「黒」は
決意を表わす色なのです。

 

 「留」に生涯を賭す

その昔、

花嫁は【黒引き振袖
この衣裳を身にまとうと

最後に 夫の前で

胸に挿した懐刀で
その長い袖を、断ち切りました。

そして

それを仕立て直したのが
【黒留袖】です

黒留袖にのみ
付けることが許される
生家の家紋

その五つ紋をつけ
命を紡いで
一生涯を婚家に尽くす

そんな 女の覚悟を
見せたと言います。

 


 

最後までお読みくださり
ありがとう存じます。

 

このお話しを聞かせて下さった
私の着付の師匠は
当時、御歳80歳の男性で

話しをし終えると
「怖い話しだよ」と
ため息をついたものです。

だからね
男は妻を大切にしなければ
いけない・・のだけれど

そうでもないから
怖いお話しが

古典や歌舞伎に
たくさん残っているんだよ

と、仰ってくださったのが
胸に残っています。

 

あなたは

未来の
花嫁さまでしょうか

きっと
お幸せの日々

なのに

余計な不安に
心を揺らしてしまわないよう

それだけが
心配です。

 

これは
婚礼の『今昔物語』

これからも、切なくも美しく
語り継がれるでしょう

けれど いつの御代も

大切な花嫁を思う人々の
優しい思いは同じ

だから

あなたと
あなたの大切な人々に幸多かれと
祈りつつ・・

 

本日は
この辺でおいとま致します

 

ご機嫌よう

 



 

 

-装 い

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

和装化粧って何が違うの?和美人の3色づかいとラインメイク(動画付)

みなさま ご機嫌よう。 私は、これまで多くの和風美人さんと出会い 和装映えするメイクとは、何かしら? っと、 考え・感じて・実践してきました。 勿論、人それぞれ お顔立ちを生かす方法は違います。 けれ …

神前婚・かつら合わせで失笑!? 待って!そのメイクにのせたら当り前です

みなさま ご機嫌よう これまでに私は 御神前で300人以上の 花嫁さまの介助をさせていただきました。 本日は、 その経験からお話し出来ることを お伝えしたいと存じます   目次1  和装かつ …

小物選び「低反発草履」

みなさま ご機嫌よう。 いま あなたのそばで 季節の花は 薫っていますか。 四季折々に 花鳥風月を愛でに 出掛けたいもの。 そんなとき和装ならば 足元は、どう致しましょ。 もしも出先で 長時間歩くご予 …

【乃木坂46 齋藤飛鳥さん】の姓名鑑定・和装に学ぶ〔2019年・成人式〕

2019年 御成人、おめでとうございます。   齋 17 ・・・・・  天運 35 藤 18 ・・・・・  人運 27 飛  9 ・・・・・  地運 20 鳥 11 __________ ・ …

和装美人の夏「浴衣の下」

みなさま ご機嫌よう。 本日は、  浴衣の下には何を着るの? というお話し。 なものですから あの… 恐れ入りますが、殿方禁制ね。   目次1  浴衣下の心得2  下着の心得・3 …

ご挨拶

 

ご 挨 拶

千年の先

15代あとの子らに

あなたは
何を伝えたいですか

日の本のくにの

言の葉の ぬくもり
きよらかな 所作

いまを  惜しみ
慈しみ
人を敬い

薫るように

歳を ゑるほどに
人を深めて

もし

叶うのなら

和事に
華を咲かせながら

生きてみたい。。

ここへ
いらして下さる方々に

ほっと一息つける場所に
なれますように

つたないブログですが

つまずきながら
学びながら

感ずるままに  綴っております

どうぞ
ごひいきに。。

 

ゆみこ

[ 略 歴 ]

呉服店・長女
日枝神社・巫女奉職

松竹衣裳(株)和装着付
故・根津昌平氏師事

和裁学苑 ( 和裁 )
故・村林益子氏師事

和装仕草
パリコレモデル 田中レーヌ氏師事
京都芸妓 中嶋よしゑ氏師事
日本舞踊・花柳美貴龍氏師事

メンタルケア・スペシャリスト認定
きもの文化検定3級
小笠原流礼法・師範