みなさま ご機嫌よう。
いきなりですが、
あなたは風呂敷を、何枚持っておられますか?
本日は、こちら3枚の・・
大中小の3枚あれば事足りる
風呂敷は
古式ゆかしいものをそのまま紡ぐもよし
それを 伝承する力強さに未来を見るもよし
真心を その軸とすれば
理に叶うと信じます
風呂敷って無くても困らない?
近ごろは風呂敷って
そんな位置づけでしょうか
けれど、十代の時分から
お仕事で 風呂敷を常用していた
私にとっては
今も ずっと大切な
一生物のアイテムです
そして 最低限
大中小の3枚あれば事足りる
といった存在です
勿論 その分、吟味は必要で・・
その3枚が、こちら
「 衣裳用の 鬱金の黄色 」② 礼装用バッグの中に
「 慶弔両使いの 濃紫 」
③ いつも身近に
「 自分らしさのある趣味のものを 」
では、一つ一つ お話しますね。
まず、一枚は「鬱金」のもの
鬱金(うこん)は
ショウガ科の多年草
赤ちゃんの産着で
ご存知ではありませんか?
古くから
生薬として 殺菌効果もうたわれ
安全・安心なものをという配慮です
その防虫効果を使い
鬱金の大風呂敷(100~174㎝)に
大切な衣裳を包んで
翌年まで 箪笥にしまうもの
その安心感たるや 大変なもの
呉服を生業としていた父も
大切なお客様からの預かりものは
必ず
鬱金で包んでおりました
私も それをずっと見習って
いまも箪笥の引き出しには
一枚ずつ
衣裳のお守りに必ず 忍ばせております
二枚目は「慶弔用・濃紫」
正確にいうと
縮緬(細かなシボのある絹地)の
濃い紫色の 小風呂敷で
寸法は、一尺三寸(45㎝)幅
これを
慶弔事の袱紗(ふくさ)用として一枚
紫は、濃いお色ならば
お祝い事にも お悔やみ事にも使えます
縮緬の絹地を選ぶ
理由は
折り目やシワが 目立ちにくく
絹は締めやすく 扱いやすいため
(化学繊維は滑って
しっかりと結びずらいのです)
但し
これだと菓子折り包みには
大きさが いまひとつ足りません
なのでもう一枚
菓子折用に
寸法は 二尺幅(約75㎝)が便利です
お色は お好みで
慶事ならば 暖色系(あか系統)
弔辞ならば 寒色系(あお系統)
ですが
紫いろなら どちらにも使えるので
お薦めです
しかも絹地なら、一生モノです
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三枚目は「洗えるナイロン」を
これは ふだん使いですから
どうぞお好みのものを
素材も、普段用に
綿100%や、ナイロンなどの
お洗濯しやすい物を求めます
ひとり言。
巫女として御奉仕中だったころ
出社の折には
緋袴に白地の風呂敷を抱えて
つとめました
その風呂敷は今も、現役です。
それにしても・
女性の包む仕草の美しいこと
それも白魚のような指先なら
うっとり
その上ゆったりと丁寧ならば
もう・・本物
あなたらしい一枚を
お探しくださいね
包む=言葉にできぬ想いを包む
ものだから
その仕草こそが
あなたの心のかたち
忘れないでね
では本日は
この辺りでお暇いたします
ご機嫌よう