装 い

関東の粋(いき)と、関西の粋(すい)から知る、自分らしい着物の選び方

投稿日:2020-03-03 更新日:

みなさま ご機嫌よう

ゆみこです
いらしてくださり ありがとう存じます

 

東女と京女の着姿の違いを知って
自分がなりたい女性像を具体化できると
自分の好みや
着物の選び方に自信が持てるようになります

・自分らしい着姿に自信を持ちたい
・着物の選び方に個性を出したい
・選び方の指針を持ちたい方へ

本日は
こちらのお話しです

 

 関東の粋(いき)・関西の粋(すい)
「江戸の粋・京のはんなり」

「粋」という文字は

東京では「いき」と読み
京都「すい」と読みます

同じように着物にも
京都風と、江戸風があり

自分がなりたい女性像を具体化できると
自分の好みや
着物の選び方に自信が持てるようになります

 東女の着姿


【竹下夢二】晩春  名画選色紙

 

  • 帯の巻き方は、時計回りの「関東巻き」
    (武士が、左脇に刀を差すときに
    手先が左側にくると邪魔になるから
    と伝えられています)
  • 襦袢の仕立て方は、体に沿わせた仕立てを好み
    抱き幅を詰めたり
    衽を裾に向かって狭くし裾すぼまりにする
    衽無し通し衿の「関東仕立て」
  • 帯位置低め
    衣紋は控えめにして
  • 襟元はぴしっと詰める
  • 好みの柄
    渋めの色合い、単彩の江戸小紋
  • 素材は、シャリ感のあるもの
    「大島紬に塩瀬の帯」といった紬が人気
  • 足袋は、足が細く見えるように
    表地をすこし底に回し、細めに作る
  • 草履は、細めで密着型
    小物も足袋も、すっきりとした形
  • 結い髪は、縦長
  • 男物の大島を女性用に仕立て直すことも、あり
  • 江戸の昔から
    「小股の切れ上がったのが粋」と言われ
    垢ぬけないのは野暮
  • 家紋は、家系を重んじ、
    男性優位の家制度を象徴するもので
    関東にはほとんど「女紋」は見られませんでした現在では、地域によって
    継承の仕方も、習慣も異なりますが
    広く生家の紋も使われています
  • 喪服は、
    藍色の上に黒を染める「藍下染め」で
    羽二重(はぶたえ)」が主流です

 京女の着姿


色紙 松園名画選 娘深雪 上村松園

 

  • 帯の巻き方は、逆時計回り
    「関西巻き」「上方巻き」
  • 襦袢の仕立て方は、
    前幅・後幅ともに、ゆったりと幅を持たせた
    別衿と衽のある「通し仕立て」「関西仕立て」
  • 帯位置高め
  • 衣紋抜け気味
    縮緬や刺繍で、ふっくらと
  • 好みの柄
    雅で、はんなりした多色使いの友禅
    柔らかものの小紋柄が人気
    しっとりした色合いの袋帯が多い
  • 足袋は、丈夫で傷みにくいように
    表地を底に回さず
    ふっくらと包むように作る
  • 草履は
    幅広でゆったりとした小判型の形
  • 結い髪は、丸形にたっぷりと。
  • 家紋には、
    家系の「定紋」とは別の
    血筋を重んじた「女紋」があり男紋が、○をつけるのに対し
    女紋は、家紋から丸を外します紋の大きさは
    男紋は、一寸(鯨尺で約38mm)
    女紋は、五分五厘(約20mm)で地域によって
    継承の仕方も、習慣も異なりますが花嫁は
    ・実家や婚家の「定紋」
    ・母や姑譲りの「紋」
    が使えます
  • 喪服は、
    紅色の上に黒を染める「紅下染め」で
    縮緬(ちりめん)」が主流です

 東女の粋を 真似るなら


引用元:Wikipedia竹下夢二

 

こなれた着方をする女(ひと)は
差し色で遊ぶもの
長着(きもの)は地味を好み
くぐもった色の妙や
ぼんやりと、おぼろげな色を好んで味わい

ただ そこに在って
そっと佇むだけで
個性が浮き立つような着こなしをする

差し色には
たとえば

うなじの奥に
手首の内に
ちらり 紅を仕込む

いずれも
肌の白々とした所ゆえ
相手の記憶に刷り込まれる

着姿は
総じて 地味なくらいが
女を上げる

一緒にいる人を
引き立てようとする心ばえが
かえって
強く相手に沁むるもの

それが
東おんなの粋

 

※ 下記にご紹介するのは

長襦袢の下に仕込むための
「肌襦袢」です

日本舞踊で使う
全体が紅い半襦袢や長襦袢は
よく見かけますが

このように
衿元だけ・小さな袖の部分だけ
紅の肌襦袢というのは
在るようで中々みつけられないもので

わたくしも以前は
手作りしていましたので
今は とても有り難いお品もの

あくまで
長襦袢の下ですので

人様の目には触れませんが
まれに1ミリでも覗くと
可愛らしいもの

ただし
礼装には不向きです
普段着になさって下さいね

 京女の粋「はんなり」を 真似るなら

京は、日本文化が生まれた場所

公家文化の雅と
古都の趣き

その中で

たおやかな 奥ゆかしさを
生まれながらにして求められた
京女。

「はんなり」
= quietly beautiful とは

「華(花)」のこと。

広辞苑(第六版)には
「落ち着いたはなやかさを持つさま。
上品に明るいさま。
視覚・聴覚・味覚にもいう。」
とある

[早咲きの梅の花]を
さす言の葉

早春の華
その中にある 慎みをふくむ

「華なり」
「花也」

転じて
「華有り」
「華+ほんのり」

そして

「はんなり」という。

京都は

そういう
清し女(すがしめ)がいる街。

 

※ 下記にご紹介するのは

御化粧の唇に仕込む
貝紅「小町紅」です

京風に着こなしの
柔らかく優しい色合いに映えるのは

紅い くちびる

京の舞妓さんのイメージですが
私が自信のもってお薦めできるのは

伊勢半本店さんの御品「小町紅」

江戸後期
京から伝わった紅を
山形県産の最上紅花をもちいて
江戸の紅匠がつくりあげたもの

本物の味わい・匠の技は
こちらのHPからのご紹介です

世界にたった2人の職人がつくる伝統コスメ。伊勢半本店の「紅」 

小町紅-江戸時代から続く 伝統の口紅 

伊勢半本店オンラインショップ

 

まとめ

人はそれぞれ
生まれながらにして
産土の地の文化を背負って生きるもの

ときに
互いに絡み合う文化の違いのなかで
当り前と非常識が
火花散ることもまた
奥深いもの

・自分らしい着姿に自信を持ちたい
・着物の選び方に個性を出したい
・選び方の指針を持ちたい方へ

何かヒントになることが
あったのではないでしょうか

もっと柔軟に
私は「着物は京都風、髪や草履は江戸風」

と仰るかたもいます。

互いのいいとこ取り
で良いのかもしれませんね

大切なことは
貴女の個性を引き立てる着姿であることです

この記事が
お役になれたら嬉しく存じます

 

ご機嫌よう

 

 

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ご挨拶

 

ご 挨 拶

 

千年の先

15代あとの子らに

あなたは
何を伝えたいですか

日の本のくにの

言の葉の ぬくもり
きよらかな 所作

いまを  惜しみ
慈しみ
人を敬い

薫るように

歳を ゑるほどに
人を深めて

もし

叶うのなら

和事に
華を咲かせながら

生きてみたい。。

 

ここへ
いらして下さる方々に

ほっと一息つける場所に
なれますように

つたないブログですが

 

つまずきながら
学びながら

感ずるままに  綴っております

どうぞ
ごひいきに。。

 

ゆみこ

 

 

略 歴

 

 

千羽屋呉服店・長女

永田町・山王日枝神社奉職

舞台着付
根津昌平氏師事(松竹衣裳)

和裁学苑
村林益子氏師事

和装ポージング&ウォーキング
田中レーヌ氏(パリコレモデル)師事

和文化講座
中嶋よしゑ氏(京都・芸妓)様

メンタルケア・スペシャリスト認定

きもの文化検定3級

小笠原流礼法・師範

 

Special thanks !

立川・府中アスレティックFC