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日本の禁色【黄櫨染(こうろぜん)】と【黄丹(おうに)】の簡単な解説と 動画

投稿日:2019-04-30 更新日:

みなさま ご機嫌よう

我が国には2通りの
禁色きんじき)」
が あります。

1つは

即位の儀に
天皇陛下が召される黄櫨染の御袍(こうろぜん の ごほう)

もう1つは

皇太子の召される

黄丹袍(おうにのほう)

に見られます

 

本日は、この2つの違いについて
語りたいと存じます

 黄櫨染(こうろぜん)

黄櫨染(こうろぜん)は

陛下の正装
「束帯(そくたい)」に用いられる
(ほう)の色です


画像出典元:
フリー百科事典 wikipedia より
黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」

 

【 黄櫨染(こうろぜん) 】の御色には
以下の
色が用いられています


① ウルシ科落葉小高木の
山櫨(やまはぜ)」の樹皮を煎じた
褐色がかった黄色

② 黄色い小花と小さな棘を持つ
ジャケツ・イバラ科の「蘇芳(すおう)」の芯
黒味のある赤色

さらに

③ 漢方の生薬である
多年草「ムラサキ」の
紫根(しこん)を乾燥させ
その紫液を上掛けする

ここに 陽光に当てると

  • 「地の墨色に 赤紫が浮かび上がる」
  • 「褐色に 茜の色を挿すよう」
  • 「自然光の加減で 幾重にも変化を見せる」

と言われ

天皇の他に着ることの許されない
【禁色】
日本最高位の色

皇室の祖神である太陽神『天照大神』

  • 太陽光の褐色を模した日光の色
  • 高度な技術なため幻の染め

と言われる【禁色】

こちらは

【黄櫨染御袍(こうろぜん の ごほう)を召された
令和天皇御・即位礼正殿の義の御姿です

貴重な動画を拝借し、拝見できますこと
心より感謝申し上げます


引用元:テレ東NEWS

 黄丹(おうに)


1993年(平成5年)
皇太子徳仁親王と小和田雅子の結婚の儀


1990年(平成2年)11月12日
第125代天皇明仁の即位礼正殿の儀で
黄丹袍に身を包む皇太子徳仁親王

画像出典元:
フリー百科事典 wikipedia より
黄丹袍(おうにのほう)」

 

こちらが、もう一つの『禁色』

皇太子だけに
召されることの」許される御色
黄丹色(おうにいろ) 】

こちらの
2種を用いて作られます

紅花(べにばな)の
赤と黄の色素

梔子(くちなし)の
赤みのつよい黄色

 

 和 色

春は 萌黄(もえぎ)
夏は 露草(つゆくさ)
秋は 朽葉(くちば)
冬は 煤竹色(すすたけ)

日本には
四季の景色に濃淡をつけた
優しい色合いが在り

古の人々は
草木に宿る力を取り込み
厄を祓いました

中でも

朝陽を象徴化される【禁色】

それは

どれほどの努力を積んだ人とても
絶対に着ることが許されない
我が国の

【絶対禁色】

この先も
国民が袖の通すことは叶わぬ色を

この機に
ぜひ記憶にとどめたいものですね

 


ここまで 御読みいただき
有難う存じます

こちらも また
あなた様のお目にかかれたら
嬉しく存じます

では 本日は
この辺りで おいとま致します

 

ご機嫌よう

 

 

日本の美しい色と言葉

 

 

⇒『菊の御紋』と 日本・【十六八重表】の由縁

 

 

 

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