みなさま ご機嫌よう。
本日は、
浴衣の下には何を着るの?
というお話し。
なものですから あの…
恐れ入りますが、殿方禁制ね。
浴衣下の心得
何よりも大切にして頂きたいことは
お色も縫製も 外へひびきにくく
・です。
もし そんなことよりも
「見目麗しく」を
重視されるのであれば
しっかりと補正なさることなのですが
そうではなく
涼しく・軽く・楽に
が一番、と お考えならば
どうぞ下記へ
お進みあそばしてね
下着の心得・3点。
- 縫い目のない淡色の
ヒップハングなショーツ - 脇パットつきの
柔らか素材のブラ - 膝丈の リネン地のスリップ
では、
一つずつ詳しくお話し致しましょ。
ショーツ
お色は、なるべく肌に近い色
ナチュラルなお色
コーラル系の淡いピンクもいいですね。
黒や紺地の浴衣のときにだけ
濃い色のショーツもお選びいただけますが
注意すべきは、その縫製です。
縫い目が外へ響かないものを選んでください
これは、とても大切なこと
縫い目フリーなタイプか
縁にレースをあしらったタイプを選び
絶対に
外に響かないようにしましょう
着物のうしろ姿に
ヒップラインが
くっきりと浮かび上がってしまっては
せっかくの見返り美人も台無し
ご本人は気付きにくい場所ですが
実は、周りの方には とても気になる場所ですし
目に付きやすい所なので
お気を付けください
例えば、こちら
商品名には、驚いてしまったけれど…(微笑)
シルクコットンの
とても良いお品ものです。
そして
形は、やはり
ヒップハングのものがお薦めです
理由ですか?・・それは
帯や紐の位置の低さを考慮すると
そのほうが ずっと
お化粧室での身のこなしが楽ですから。
パット付きブラジャー
和装専用のものにこだわらなくても
良いと思います
授乳用の敏感な肌へ向けた
柔らな素材も
締め付けられずに楽ですし
パッドがあれば
お気に入りの浴衣生地を
汗染みで痛めないで済みます
きもの姿は
凹凸が無いほうが綺麗なので
チューブ型も良いですね
さて、それでも
流れる落ちる汗対策には、奥の手!
ブラの中心の凹みに
ガーゼのハンカチを三角形に折り畳んで
挟んでみましょう
胸元の汗とりと、補正の両方が担えて
便利ですよ
クレープ地のスリップ
夏の肌着なら
本来は
リネン(麻製)のものがあれば嬉しいですが
最近は、あまり見かけません
それに代わり、現在ではクレープ。
クレープ地は、綿素材ですが
表面に細かい凹凸が現れている布地で
ほどよく身体にまとわりつかず
シャリ感も絶妙で爽やかで
夏にピッタリ!
例えば、こちら
スリップ ダルマ型 前開き クレープ肌着
インナー シミーズ 綿100% コットン
昭和なレトロ感の漂う
こちらのインナーですが
それもそのはず、
こちらは
元来、もんぺ・農作業着がご専門のお店
(有)福本繊維さんのお品物です
着脱しやすいスナップ式も
夏の浴衣には跡が付かず 嬉しいですし
何より この素材、この形が
炎天下の
浴衣の下には とても助かる逸品です
蛇足ですが
生地の特性をご紹介しますと
このようになります
- 麻素材は
通気性・吸湿性・速乾性に優れ
水にも強いので お洗濯も簡単です - 木綿は
吸湿性があり 水にも強いですが
滑りが良くはないので
浴衣下には そぐいません - 絹は
吸湿・放湿・保温性に富みますが
摩擦に弱く、水に濡れると縮んでしまいます
本日は
真夏の装い
「浴衣の下」についてお話してみました
如何でしたか?
なにか
良いヒントがみつけられますように。
ますます
夏の暑さが厳しい昨今です
どうぞ お気を付けて
ご機嫌よう
行ってらっしゃいませ